もう一度エンジンに火を灯そう

2011年09月25日 22:42



金井公民館、最近はコミュニティーセンターというのですね、に行ってきました。



目的はこちら。
NEC航空宇宙システム 宇宙・情報システム事業部の小笠原雅弘さんによる、
探査機はやぶさの講演がありました。
氏は山形出身ではやぶさのターゲットマーカーやフラッシュライトの開発を担当した技術者です。

これまで「さきがけ」「ひてん」「かぐや」なども手がけた氏。
重力の小さいイトカワに着地するターゲットマーカーは
お手玉を見本にしたそうで、母親からもらったという実際参考にしたお手玉の実物も持ってきてました。
始めは宇宙空間でも劣化しづらい布地でサンプルを作ったそうですが、
低重力状態では柔らかい布地では弾んでしまい、
実物はアルミの球に詰め物をしたそうです。
そうそう、マーカーの周りに貼り付けた反射材は東根にある3M社によるもので、
これも山形産なんですね。
大気中で燃え尽きたはやぶさですが、戻ってきたカプセルの他にも、
今でもターゲットマーカーがイトカワに旅の証拠として残っています。

はやぶさの成功は
強靭な冗長性を有する設計と、
JAXAとメーカーが一丸となったチーム力によるもので、
氏は特に後者を強調していました。




帰りにヤマザワ北町店そばのシャトレーゼで見つけた一品。
見つけたといってもフリーペーパーで知ったんですけど。
クリームの下にプリンとスポンジ地があり、おいしかったです。

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